(2009/08/27参詣)
下総国一の宮です。
JR香取駅から徒歩約30分かかります。
東京方面からは高速バスを利用したほうがよさそうです。
参道入口にある二の鳥居です。
参道を進むと途中で脇道があります。脇道へ入っていくと要石があります。
香取・鹿島の二柱の大神が、この地方に頻発していた地震を鎮めるために地中深く石棒をさし込み、鯰魚(なまず)の頭と尾を押さえたものだということです。
香取神宮の要石は鯰魚の尾を押さえており、地上部分は凸形になっています。鹿島神宮の要石は鯰魚の頭を押さえており、地上部分は凹形になっているそうです。
再び参道に戻り、しばらく進むと三の鳥居があります。奥に総門が見えています。
総門です。
総門を過ぎると右手に丹塗り仕上げの楼門が見えてきます。
楼門は江戸時代の元禄13年(1700)徳川幕府によって造営されたもので、国の重要文化財に指定されています。
楼門をくぐると拝殿が見えてきます。楼門とは一変して、社殿は黒漆塗り仕上げです。赤から黒への色の変化が非常に印象的です。
拝殿背後にある本殿です。楼門と同様、江戸時代の元禄13年(1700)徳川幕府によって造営されたもので、国の重要文化財に指定されています。
桃山時代の様式を受け継いでいるということで、美しい装飾が施されています。
楼門から出て旧参道を歩いていくと、左手に奥宮(おくのみや)があります。
本殿に御祭神・経津主大神の和御魂(にぎみたま)をお祀りするのに対し、奥宮には荒御魂(あらみたま)をお祀りしています。
奥宮から利根川方面へ歩くこと約30分、河川敷に津宮浜鳥居(つのみやはまとりい)が立っています。
利根川のほうから見た鳥居です。御祭神・経津主大神は、海路ここから上陸されたと伝えられています。
御祭神は、経津主大神(ふつぬしのおおかみ)で、またの御名を伊波比主命(いはひぬしのみこと)といいます。
天照大神の命を受けた経津主大神は、武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)と共に出雲へ天降り、大国主神(おおくにぬしのかみ)と国譲りの交渉をして、葦原中国を平定しました。